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【対策】Apple iPhone 15Pro 15Pro Max 異常発熱 なぜ起こる? 変色はケースで解決

iPhone15シリーズが発売されて6日が経過し、最上位モデルであるiPhone15 Proと15 Pro Maxに関する不穏な空気が漂い始めました。

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iPhone初のチタニウム素材が採用されたiPhone15 Proシリーズは、歴代のProシリーズの中で最も軽量とされ、人気が急上昇している最新のiPhoneでしたが、

発売されたばかりのiPhone15Proと15Pro Maxに、大きな2つの問題が発生している!と話題になっています。

その問題とは…

  • 発熱
  • フレームの変色

どちらの問題も、スマートフォンとしては放ってはおけない、由々(ゆゆ)しき重要な問題です。

▶iOS17.1 発熱解決◀

これからiPhone15Proシリーズの購入に踏み切ろうとしている人は、ぜひこの問題を知って頂いた上で、購入するかどうかを判断すべきかと思います。

iPhone15 Pro、Pro Max 発熱問題

iPhone15 Proについて、長時間の使用中時、あるいは充電中にiPhone本体が異常に熱くなるという報告が複数のユーザーから多数報告されています。

異常発熱の原因は、iPhone 15 Proと15Pro Maxに搭載されている最新チップ「A17 Pro」ではないか?という声もありましたが、Apple関連のリーク情報を取り扱うアナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone15Proシリーズの異常なまでの発熱は、「設計上の妥協が原因」と指摘しています。

▶Pro 4色全て再現するケース◀

iPhone15シリーズ 異常に発熱する原因は「A17 Pro」チップ?

iPhone15シリーズは、iPhone初の3nmの最新チップ『A17 Pro』を搭載し、以下の特徴から、iPhone14シリーズに搭載されたA16 Bionicチップの2倍の性能を発揮すると言われています。

  • 64ビット6コアCPU 搭載。
  • 6コア GPU を搭載。
  • 合計190億個のトランジスタで構成。
  • 1秒間に最大35兆回の演算処理。

ご覧のように、合計190億個のトランジスタで構成されるAppleの「A17 Pro」チップは、2つの高性能コアと4つの高効率コアによる64ビット6コアCPUと、6コアのGPUを搭載していて、そのCPU性能はA16よりも最大10%高速化され、GPU性能は20%向上しています[3]

16コアのニューラルエンジンは1秒間に最大35兆回の演算処理が可能で、A16の2倍の性能があるとされています!

また、A17 ProのGPUは、A16 BionicのGPUよりも最大20%、iPhone12Proシリーズに搭載されているA14 Bionicチップと比べると、最大70%も高速!

そのため、上記のような高精細なレイトレーシング※(=ray tracing)の技術が求められるグラフィックゲームでも、スムーズにプレイすることが可能です。

※レイトレーシングとは、『現実に近いリアルな光源』を再現する技術のこと。例えば、水面に反射する風景など、かなり現実味を帯びて表現することができます。

このように、飛躍的にGPU性能が向上した『A17 Pro』チップを内蔵したiPhone15Proシリーズでは、より一層没入感あるAR体験やゲームを楽しむことができます。

ちなみに、Appleはこのような高性能な『A17 Pro』のチップ性能を活かして、以下のような高精細なグラフィックゲームが2023年末~2024年初旬にかけて続々と、iPhone15Proシリーズでプレイできることを公表しています。

▼「バイオハザード8 ヴィレッジ」(発売したのは 2021/05/08)

▼「バイオハザード RE:4」(発売したのは 2023/03/24)

▼「Death Stranding(iPhone版)」2023年末予定

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▼「アサシン クリード ミラージュ(iPhone版)」2024年 初旬

このように、iPhone15Proシリーズには、高性能なA17 Proチップを搭載している一方で、長時間の使用時や重電時に「異常な発熱」が起きる!と話題になっています。

実際にiPhone15Proを使用しているときの背面温度を測定された有名なYouTuber(シンスペース)の方の動画を拝見してみたところ…

なんと、iPhone15Proの温度はiPhone14 Proと比べ高く、『48.9度』を計測していることが分かっています。

異常なまでの発熱の原因を容易に推測すると、高性能な「A17 Proチップ?」と考えがちですが、

実は異常発熱の原因はA17 Proそのものではなく、A17 Proの高処理によって生じる“熱の逃がし方”、すなわちiPhone15Proシリーズの設計上のミスだと言われています。

iPhone15Pro 異常発熱の原因は『設計ミス』によるもの

長時間使用していると『ちょっと熱すぎない?』と感じてしまうiPhone15Pro。

iPhone15Proシリーズに対する印象と売れ行きが、『異常なまでの発熱』の問題で雲行きが怪しくなってきました。

iPhone15Proシリーズが異常なまで発熱していまうのは、A17Proチップの高処理により発生する熱の排熱処理がうまくいっていないことが原因だと言われています。

その主な原因は以下のつ。

  • 少ない放熱面積
  • チタンフレーム

主な原因は、“「放熱面積減少」、そして「チタンフレームの使用」など、軽量化を達成するため、熱システムの設計に妥協が加えられたことである可能性が高い”とされています。

つまり、熱を逃がす構造にiPhone15Proシリーズは問題があるため、異常発熱が起きているということになります。

そもそもiPhoneに限らず、最近のスマートフォンは“手の平サイズの小さなパソコン”といっても過言でないくらい、高性能高機能です。

なので、パソコンと同じく、長時間使っているとかなりの熱を発生します。

市販では、この発熱対策として様々なグッズやアイテムが販売されているのも事実です。

しかし、これら冷却アイテムは根本的なiPhone15Proシリーズの異常放熱の問題解決にはなりません。

一方、iPhone軽量化のために採用された『チタンフレーム』も、この発熱問題に関与しています。

iPhone 15Proシリーズより初めて採用されたチタンという金属(正確にはチタニウム合金6-4)は、これまでProシリーズに採用されてきたステンレスよりも「軽量」ではあり、そして熱を“伝えやすい”金属です。

火星探査機のチタンを採用

熱を伝えやすい金属というのは、言い換えれば熱を『逃がしやすい』金属と言えます。

熱の逃がしやすさを表す数値のことを『熱伝導率(ねつでんどうりつ)』と言い、この熱伝導率の数値が高ければ高い金属ほど、熱を逃がしやすく、低ければ低い金属ほど、熱を逃がしにくいという特性が分かります。

iPhone15Proシリーズから一般的に採用されるようになったチタニウム合金と、iPhone14Proシリーズまで採用されてきたステンレスの一般的な熱伝導率を比較してみると…

熱伝導率15Pro14Pro
チタニウム21~22 W/m・K
ステンレス15~20 W/m・K

ごらんのとおり、iPhone15Proシリーズに採用されているチタニウム合金の方が熱伝導率が高いため、iPhone14Proシリーズのステンレスフレームよりも熱を伝えやすいという結果になります。

この結果から、手に持ったときの温度がiPhone14Proシリーズよりも熱いと感じてしまう原因は、iPhone15Proシリーズが熱を伝えやすいチタニウム合金でできているからに他なりません。

ここまでの内容で
15Proの異常発熱の原因について
考えを整理してみます

iPhone15Proあるいは15Pro Maxを使用していると、体感的に“熱いなぁ”と感じることはあります。

しかし、その発熱はiPhoneそのものが、“熱を外に逃がしている状態”、つまり排熱している状態であり、A17 Proチップのプロセッサーによる不効率な電力消費で生じている熱ではないということです。

つまり、iPhone15Pro、15Pro Maxにおける発熱は、省電力で高性能なA17 Proを持ってしても、発生してしまう熱を外に放出していることであり、その熱はチタニウム合金の金属の熱伝導の特性によって、うまく外に排熱されているという意味にもとれます。

iPhoneにとって一番最悪なケースは、プロセッサー(=A17 Pro)そのものの不効率な電力消費により発生する熱で、本体そのものが高温になり使えなくなることです。

▲夏場の暑い日差しでよく起こる高温注意のメッセージ。本体が冷えるまで使えない状態が続きます…

熱がiPhone本体の内部にこもり、高温になって使えなくなるよりも、熱を外に逃がしやすいチタニウム金属でできたiPhone15Proは理にかなった構成であり、たとえ手に持ったときの体感として、熱く感じたとしても、それは熱を外に逃がしていると思えば、悪いことばかりではないと言えるでしょう。

とはいえ、長時間の使用や充電時に手に持つと、他のスマートフォンと比べて体感的に“熱すぎるのでは?”と感じてしまうiPhone15Proシリーズに関しては、iOSのソフトウェアのアップデートなど、何らかの対策をApple(アップル)が迫られていることには間違いはありません。

iPhone15 Pro、Pro Max 変色問題

発熱問題に引き続き、次はiPhone15 Proと15Pro Maxの「変色問題」です。

こちらの問題については、Apple(アップル)が海外版のサポートHPで、公式に認め報告しているのが確認できています。。

▼iPhone15Pro,15Pro Maxの変色問題を報告しているAppleの公式ページの1部がこちら。

For iPhone 15 Pro and iPhone 15 Pro Max, the oil from your skin might temporarily alter the color of the outside band. Wiping your iPhone with a soft, slightly damp, lint-free cloth will restore the original look.

Apple サポートより

日本語に翻訳すると以下のようになります。

iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxの場合、皮膚の油分により一時的にチタニウムフレームの色を変える可能性がありますが、柔らかく糸くずの出ない布で拭くとキレイになります。

▼実際に変色したiphone15Pro(カラー:ブルーチタニウム)のフレーム外観の様子がこちら。

たしかに、iPhone15Proのフレーム部分の色が変わり、黒ずんでいてることがハッキリと分かります。

Apple(アップル)は布で拭き取ることで元どおりの色になると説明していますが、日常使っていて頻繁に拭き取らなければならないとすると、いい気はしません。

iPhone15Pro、15Pro Maxは、このような発熱による「熱さ」と「変色」の問題をかかえていますが、そのどちらも解決するには、やはりケースをつけるほかありません。

【解決方法】iPhone15 Pro、Pro Max 発熱・変色 対策

iPhone15Proと15Pro Maxは「発熱」と「変色」に弱いiPhoneです。

そのため、ケースをつけて使用することをオススメします。

今回オススメするケースは、できるだけiPhone15Pro、15Pro Maxの見た目を損なわず、裸で使用したいという方にとってピッタリのアイテムではないかと思います。

こちらのケースはiPhone15Pro、15Pro Max用でそれぞれ4色のカラーがあり、iPhone15Proシリーズのナチュラルチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ブラックチタニウムのそれぞれのカラーにピッタリ合うものが用意されています。

15Pro用 ケース

▲カラーは左から、半透明のブルー系半透明のブラックブラック

15Pro Max用 ケース

まとめ

iPhone15Proと15Pro Maxが抱える「発熱」と「変色」の問題について、なぜ発熱するのか、そして変色することをAppleが公式に認めている内容について分かりやすくまとめてみました。

発熱も変色もケースを付けることで解決できる上、そもそもiPhone15Proシリーズに関する発熱については悪いことばかりではないことが本記事の内容から伝わって頂ければ幸いです。

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