Anker 737 Charger を実際購入した方より、「充電できない」事例がネット上に挙がっていますので紹介します。
価格.comでは、HP製(ヒューレット・パッカード)のノートPCの充電ができない…といった口コミを見かけました。
Anker 737 Chargerで充電できないのは、HP製の「Pavilion Plus 14 Core i7 13700H」という型番のノートPCのようですが、2023年11月30日で販売を終了しているようです。
さらによく調べると、HP製のノートPCはすべてAnker 737 Chargerで充電できない可能性があるということがわかりましたので、HP製のノートPCの充電器としてAnker 737 Chargerはオススメできません。
【要注意】
HP製のノートPCは
充電できない可能性が高い。
逆を言えば、HP製のノートPC以外の電子機器に関して、Anker 737 Chargerで充電できないという報告や口コミ、事例は皆無だったため、
Anker 737 Chargerは充電器として十分使える製品であることが分かります。
【満 足】
HP製のノートPC以外は
十分使える充電器。
Anker 737 Chargerの「不具合」として、以下のような口コミや事例の報告が挙がっています。
それぞれどのような不具合なのかを詳しく調べましたので、ご覧ください。
Anker 737 Charger の不具合として、90W以上の急速充電でAnker 737 Charger本体が非常に熱くなるという口コミや事例が報告されています。
そもそも充電器は、給電時に内部にて電気を生成する際、一部の電力が熱エネルギーとして失われます。特に急速充電器や高出力の充電器では、発熱が顕著になることがあります。
そんな中でも、90W以上の最大120Wの給電ができるAnker 737 Chargerに至っては、給電中に熱を発しやすいのは当たり前と言っていいでしょう。
とはいえ、問題はどのくらいの温度になるのか、耐えられる熱さなのかが気になります。
調べたところ、Anker 737 Charger は、どのくらいの充電をしているかで内部温度と表面温度が大きく変わるようですが、充電し始めてその30分後には、表面温度が約49℃くらい、内部温度が約 65℃くらいまで上昇するようです。
充電中、製品本体の内部温度が高くなるのは仕方ないとしても、表面温度が49℃になるとさすがに「熱いな…」と感じますし、
実際、Anker 737 Chargerを使ってiPhoneとThink PadのノートPCを同時充電していると、本体がほんのり温かくなり、30分ほど経過すると、確かに「熱いな…」と感じました。
とはいえ、「熱すぎて持てない…」、「火傷(やけど)してしまう…」ほど発熱はしません。常識の範囲内の適度な発熱と言って問題ないので、発火してしまうような心配もないかと思います。
それでも発熱が気になる方は、単ポートでの使用をオススメします。
Anker 737 Charger の不具合として、充電が始まったときに「ポンッ」という音がするという報告や口コミが挙がっています。
調べてみると、音の原因は「コイル鳴き」といわれる、充電器によくある話だそうです。
コイル鳴きは、充電器が動作している間、充電器内のコイルが電圧や電流の変化によって磁界が変動することで、コイル周辺の部品が振動して起きる音のことです。
「ポンツ」という音や「キーン」、「キュルキュル」といった音がAnker 737 Chargerから鳴ったときは、本体内部のコイルの磁界が起こす振動音なので、不具合というわけではなさそう。
一方でこうしたコイル鳴きがAnker 737 Chargerで起こるのは稀(まれ)のようで、他の充電器と比較してもコイル鳴きが起きることはないとの報告もあります。
以前はPowerPort II PDを使っていたが、それは737の1.5倍くらいのサイズでコイル鳴きもかなりする。 この737はコンパクトで非常にパワーがあり、にもかかわらずコイル鳴きもほとんど聞こえず、概ね満足。 強いて言えばコンセントやOAタップなどに直接挿すにはそれでもまだデカいので、電源の短い延長コードなども買った方がいい。
Amazonのレビューより
筆者の場合、1ヶ月間Anker 737 Chargerを使用してきましたが、一度もコイル鳴きという現象が起こったことはありませんでした。
なので、もしかしたら製造の過程で、若干の個体差があるのかもしれません。
Anker 737 Chargerの評判として、「充電したり、充電しなかったりを繰り返すことがある…」という口コミがあります。
MacbookとiPhoneを挿して…充電したりしなかったりして、とても不安定に思えます。今もMacの充電が残り27%なのに充電を開始してくれない。実用に耐えません。こんな風に勝手に充電開始/停止を繰り返す仕様なのか、それとも不良品なのか…極めて使いづらく…(略) 別のメーカーを検討しなくていはいけません。
Amazonのレビューより
Ankerの公式ページの製品レビューにも、「充電が安定しない、勝手に充電が止まる…」といったレビューを見かけます。
充電が勝手に止まる、充電が安定せず、まともに充電できないことがある…(以下省略)。高かっただけに買って公開した。
Ankerの公式製品レビューより
筆者の場合、Anker 737 Chargerを1ヶ月間使用してみたのですが、「充電が勝手に止まる、繰り返す」ような現象は確認できず、悩まされることもありませんでした。
充電したり、しなかったりを繰り返す場合は、Anker 737 Charger本体ではなく、使用している充電ケーブルの接続具合や断線の可能性もあるので、まずはケーブルを替えて使用してみることをおススメします。
【絡まないAnkerケーブル】
・クラウドホワイト(0.9m / 1.8m)
・アイスブルー(0.9m / 1.8m)
・ミッドナイトブラック(0.9m / 1.8m)
・ミントグリーン(0.9m / 1.8m)
・ライトパープル(0.9m / 1.8m)
・ラベンダーグレー(0.9m / 1.8m)
・レモンイエロー(0.9m / 1.8m)
筆者の場合、Anker 737 Chargerを1ヶ月間使用してきましたが、充電が途切れる…といった現象は1回も起きていません。
今後起きないと断言することはできませんが、今のところバッチリ充電できているので問題ないかと思われます。
Anker 737 Chargerの口コミとして「10ヵ月目で充電が全くできなくなった…」という報告が、Amazonのレビューから拝見しました。
使用開始より、10ヶ月ぐらいで、まったく充電しなくなりました。とても高価な充電器なので、とても残念です。保証期間内なので、Ankerへ電話をしたところ、交換対応してくださるとのこと。
Amazonの製品レビューより
交換はとても嬉しいが、また故障しないか不安です。
筆者の場合はAnker 737 Chargerを購入してまだ1ヶ月ほどしか使用していないため、10か月目で充電できなくなるということが本当に起こるのかどうか、確認しようがありませんが、
もし本当に1年も経たずにAnker 737 Chargerの充電機能が失われるのなら、他の充電器と比べて値段も高いので残念としかいいようがありません。
ここで朗報です。
Anker 737 Chargerの場合、購入して24ヵ月間は保証の対象となっていますので、購入して2年の間に充電機能がもし失われた場合は、Ankerのカスタマーサービスに連絡することで、新品と交換することができるようです。
Anker 737 Chargerの保証期間は、購入後に付属する「取扱説明書」にもきちんと記載されています。
▲取扱説明書の一部。保証が24ヶ月と明記されています。
しかも、Anker 737 Chargerの24ヵ月の保証期間というのは、Ankerの通常製品の保証期間が18ヶ月であるのにに対し、6ヵ月も長いということが、Ankerの長期保証サービスについて書かれている公式ページから分かりました!
▲Ankerの長期保証サービスのページ。通常製品の保証期間は18ヵ月と明記されています。
ということで、Anker 737 Chargerはもし購入して2年以内に何らかの不具合で充電機能が動作しなくなった場合は、新品のものと交換してもらえるので、ある程度の不具合に関する不安は解消されるかと思います。