Googleが満身創痍で2022年7月28日に発売した『Pixel Buds Pro』は、Androidのスマホはもちろん、iPhoneでも問題なく利用できる完全ワイヤレスイヤホン。
Pixel Buds Proは“Pro”の名のもとに、ノイズキャンセリング機能を搭載し、AppleでいうところのAir Pods Proのライバル機にあたるGoogle純正のハイスペックのイヤホンです。
Google Pixel Buds Proは、Androidのスマートフォンとペアリングすることで、Googleアシスタントを起動したり、相手が話す外国語を自動翻訳してくれるGoogleの翻訳アプリが使えるなど、便利な機能がたくさん備わっています。
こうした便利機能はGoogle独自の機能であるため、iPhoneでは利用することができないものの、外部のノイズをブロックするアクティブ ノイズ コントロール、いわゆるノイズキャンセリング(ANC)はiPhoneでも使うことができるようです。
Pixel Buds Proのノイズキャンセリング
はiPhoneでも有効。
iPhoneと相性が良いワイヤレスイヤホンといえばAir Pods シリーズ。
なかでも2019年に発売されたAir Pods Proは、小型な本体でノイズキャンセリングを実現し、外部音取り込みモードや空間オーディオなど、iPhoneとのシームレスな連携以外にも高機能がたくさん搭載されており、世界中で大人気となりました。
筆者はiPhoneユーザーであるため、普段Air Pods Proを愛用しています。
が、先日Air Pods Proの左片方のイヤホンを紛失💦 しばらく右耳だけを装着し過ごしていました・・・。
それでも十分だったのですが、Googleから発売されたPixel Buds Proのノイズキャンセリングがすこぶる良いという噂を聞き、iPhoneだけどAir Pods Proより価格的にも安いPixel Buds Proを購入。
早速、iPhoneでPixel Buds Proのノイズキャンセリングの性能を試していることにしました。
結論から言うと、Pixel Buds ProのノイズキャンセリングはiPhoneでも有効、とても快適に機能します。
その操作性はもちろん、Air Pods Proと比較してどうなのかという点をまとめてみましたのでご覧ください。
Pixel Buds Proを購入し、実際にiPhoneとペアリングしてみました。
iPhoneとPixel Buds Proのペアリングは実に簡単。
まずPixel Buds Proの蓋を開けます。
次に、iPhoneの設定 > Buletoothの画面を開きます。すると、接続可能なデバイスとして“Pixel Buds Pro”の名前が表示されるので、タップします。
自分のデバイスに“未接続”としてPixel Buds Proが追加されます。
Pixel Buds Proの蓋を開けて、イヤホンを片方取り出してみます。すると、“未接続”が“接続済み”に変わり、ワイヤレス(無線)でiPhoneとPixel Buds Proが接続します。
この状態で、耳にPixel Buds Proを装着すると、“チャリン♪”とチャイムが1回鳴ってiPhoneから再生する音楽や動画の音声を聞くことができます。
Pixel Buds ProがiPhoneとうまく接続できたところで、早速ノイズキャンセリングを試してみました。
ノイズキャンセリングの設定は、Air Pods ProのようにiPhone画面での操作は一切できません。
Pixel Buds Proのノイズキャンセリング、および外部音取り込みの設定は、イヤホンの側面をグッと長押しすることで行うことができます。
左右どちらのイヤホンでも長押しすることでノイズキャンセリングに切り替えることができます。
イヤホン側面を長押し → ノイズキャンセリング OK
再度、長押しするとノイズキャンセリングから外部音取り込みに切り替えることができます。
イヤホン側面 長押し → 外部音取り込み OK
“ノイズキャンセリング”と“外部音取り込みモード”の「切り替え」は、イヤホン側で全て行うのがPixel Buds Proの特徴です。
ちなみにAir Pods Proのノイズキャンセリング設定は、イヤホンのノズル部分を長押しで行い、iPhoneからも外部音取り込みモードへの切り替え操作ができます。
肝心のPixel Buds Proのノイズキャンセリングの質ですが、Air Pods Proのノイズキャンセリングと比較しても全く見劣りしません。
周囲のノイズを気にならない程度に相殺してくれるので、Air Pods Proのノイズキャンセリングで満足していた方もPixel Buds Proののノイズキャンセリングなら違和感なく使用することができると思います。
Pixel Buds Proノイズキャンセリングは
Air Pods Proと比較しても遜色ない。
むしろ、Air Pods Proの方がノイズキャンセリングが若干強く感じ、圧を感じます。
ノイズキャンセリングの強度を求めているiPhoneユーザーは、Air Pods Proの方が満足できるかもしれません。
Pixel Buds Proには、ノイズキャンセリングと外部音取り込みモード、どちらもオフにできる3つの操作が行えます。
ところが、iPhoneとの接続ではノイズキャンセリングと外部音取り込みモードのどちらかしか設定することができないようです。
長押しの操作を繰り返し行ってみたのですが、チャイムが1回鳴ると“外部音取り込みモード”に、さらに長押しすると“ポン”という音が1回鳴り“ノイズキャンセリング”に切り替わる、それを繰り返す感じでした。
つまり、iPhoneでPixel Buds Proを使う場合は
この2種類の設定しか行うことができないようです。
オフにできないという点は一見デメリットに聞こえますが、周囲の音が十分に聞こえる“外部音取り込みモード”がiPhoneでも有効なので、特に気にするほどの問題ではありません。
むしろ普段の設定を外部音取り込みモードにしていても支障はないくらい。外部音取り込みモードの性能がよく、ノイズキャンセリングとの切り替えもスムーズです。
ノイズキャンセリングと同じくらい気になっていたことがあります。
それはPixel Buds Proの電池の残量確認がiPhoneでできるかどうかと点です。
これも難なくクリアでした。
以下のように、iPhoneの画面からPixel Buds Proの電池残量は、耳に装着している状態で確認することができます。
Pixel Buds ProをiPhoneで使う場合の音量調整の操作はどうでしょうか。
これも問題なくクリア。
というのも、iPhoneとの接続でもPixel Buds Proの音量調整はイヤホンの側面を前方、後方へスワイプすることで行うことができたからです。
AndroidスマホやGoogle製のPixelシリーズのスマホと同じ操作性なので、問題ありませんでした。
前方、後方へスワイプすることでiPhone側の音量調整ができていることが、iPhoneの画面でも確認することができます。
Pixel Buds ProのノイズキャンセリングがiPhoneでも使えるのか?気になる方は必見。
本記事では、実際にPixel Buds ProのノイズキャンセリングがiPhoneで有効で快適に使えるのかどうかを試してみました。結果は良好、iPhoneとの接続でもPixel Buds Proのノイズキャンセリング、外部音取り込みモードはとても快適であることが分かっています。
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