楽天モバイルがiPhone6s以降のiPhoneに最新のキャリア設定ファイルを配信できたことで、これまで以上にiPhoneを楽天モバイルで利用する価値が高まりました。
ポイントは「安い」、「5G対応」、「回線の自動切り替え」の3つ。
とくに5G通信対応の大人気iPhone12シリーズはドコモやau、ソフトバンクよりも安い楽天モバイルで購入契約することがオススメ!
ついに2021年4月27日からiPhone6s以降のiPhoneが楽天回線に対応しました。2020年11月より楽天モバイルに加入しiPhone12miniを利用してきた私にとってこれはとても嬉しい朗報。
楽天モバイルはiPhoneでも楽天回線が利用できるようにiOS14.4以降のiPhoneに対応する最新の『キャリア設定』を順次配信。
楽天モバイルを利用していて『iOS14.4』以降のバージョンにアップデートしているiPhoneであれば、ネットに接続している状態で以下のようなキャリア設定のアップデートを促すポップアップが突如表示されます。“アップデート”を選択することで、楽天モバイルのキャリア設定が自動で行われて楽天回線のすべての機能が利用できるようになります。
上記のポップアップでもし“今はしない”を選んだり、ポップアップを見過ごしてしまった場合でも、iPhoneの歯車マークの「設定」から「一般」→「情報」と進むと、再度ポップアップが表示されますので心配いりません。
「キャリア設定ファイル」をアップデートをすることで、これまで使ってきたiPhone6s以降(iOS14.4以上)のiPhoneで楽天回線を使うことができるようになります。
楽天回線に対応しているiPhoneは6s以降のiPhoneです。iPhone SE(第1世代)もOK。詳細はこちら。
キャリア設定とは、契約している通信事業者(キャリア)の独自のネットワークサービスを利用するために必要な設定のこと。
キャリア設定は一般的に『APN設定(Access Point Name アクセスポイントネーム)』とも言われ、色々なキャリアの電波が飛び交う中で、契約しているキャリアの電波を自動で区別し認識してくれるための設定になります。
キャリア設定が必要である楽天モバイルとは異なり、ドコモやau、ソフトバンクのiPhoneはすでにキャリア設定が済んでいる状態で手渡されるので一見手間がかからないように見えますが、「SIMロック」という不自由な足かせが付いてきます。
楽天モバイルのキャリア設定ファイルのアップデートを行うことで、これまでiPhoneでできなかった以下の2点のことができるようになります。
- 楽天回線とパートナー回線の自動切替
- 5G通信
キャリア設定ファイルをアップデートすることによって、iOS14.4以降のiPhone6s以上の全iPhoneが「楽天回線」を利用できることはもちろん、パートナー回線(au)と楽天回線の切り替えが自動になりました。
さらにiPhone12シリーズなら楽天モバイルで5G通信が利用できるようになりました。
『楽天回線への自動切り替え』と『5G通信』の2点に加え、iPhoneを使うときの注意点として「データローミング」と「データモード」の設定についても解説したいと思います。
楽天回線への自動切り替え
楽天モバイルでは2021年4月27日より、iOS14.4以降にバージョンアップしているiPhone6s以上のiPhoneであれば、楽天回線とパートナー回線の自動切り替えが可能となりました。
楽天モバイルは2020年4月にサービスが開始されて早1年、やっとiPhoneユーザーでも楽天回線を利用することができるようになりました。
楽天モバイルは2020年4月にサービスが開始されて早1年、やっとiPhoneユーザーでも楽天回線を利用することができるようになりました。
ちなみに楽天モバイルでは2021年4月30日よりiPhone12シリーズ(iPhone12mini、12、12Pro、12ProMax)を販売開始。その本体購入価格はドコモやau、ソフトバンクよりも最安!さらに最大2万円分の楽天ポイントまで付与されるので超お得。
これまでの楽天モバイルでは、androidユーザーであれば手動でauのパートナー回線から楽天モバイルに切り替えることができたものの、iPhoneユーザーでは楽天回線を利用することができませんでした。
iPhoneユーザーである私が楽天モバイルに新規加入したのは2020年11月。当時は楽天回線を利用することはできず、ここ半年間はずっとパートナー回線(au)の環境下でiPhoneを使用してきました。
パートナー回線を利用しているため、当然月5GB以上のデータ通信を行うと通信速度が1Mbpsに制限されました。
しかし実際のところ通信速度が1Mbpsに制限されたとしても、普通にWeb閲覧やメール、LINE、Instagramを除くSNS、画質に拘らないYouTubeを観る限りには、通信の遅さを感じることはなく、むしろ快適に通信サービスを安い通信料金で利用でき満足していました。
とはいえ、今回のiPhoneへのキャリア設定ファイルのアップデートが可能になったことで、楽天回線に接続できる地域(楽天回線エリア)に入れば、これまで当たり前だったauパートナー回線による1Mbpsの通信速度制限からは解放されることになるのでiPhoneユーザーとしては願ったり叶ったり。
今回のキャリア設定ファイルのアップデートで、iPhone右上の通信状況表示が「LTE」→「4G」に変更されました。日本国内の大手通信キャリアではLTEエリアの通信状況表示を「4G」に統一しています。楽天モバイルも国内のMNOとして、キャリア設定ファイルが最適化すると同時に「LTE」から「4G」へ通信状況表示が変わりました。
ちなみに楽天モバイルならドコモやau、ソフトバンクよりも安い価格でiPhone12シリーズを購入することができます!
楽天モバ他社iPhone12シリーズ本体価格比較
iPhone12 年間利用料金シュミレーション
5G対応
2021年4月27日から楽天モバイルでもiPhone12シリーズで5G通信が可能になりました!
楽天モバイルのキャリア設定ファイルのアップデートは、iOS14.4以上にバージョンアップしたiPhone6s以降のiPhoneは全て適用することができますが、今回のアップデートで5G通信が可能になるiPhoneは2021年9月までの時点ではiPhone12mini、12、12Pro、12ProMaxの4機種だけ。
ちなみに私用のiPhone12miniで楽天モバイルのキャリア設定ファイルをアップデートすると歯車マークの「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」の操作手順で5G通信のON/OFFを設定することができます。
ちなみに楽天モバイルの最新キャリア設定ファイルが適用できなかった頃のiPhone12miniでは、以下のようにLTE、3G、2Gの3つの通信設定になっていました。(この設定画面はこれから月日が経つごとにきっと懐かしくなっていくことでしょう。)
データローミング
iPhoneを利用している方で
データローミングってなんだ?
そう思った方いませんか?
楽天モバイルの最新キャリア設定ファイルに私用のiPhone12miniをアップデートした際、5G通信に設定できる「通信のオプション」を歯車マークの「設定」→「モバイル通信」から確認したときふと目に入った『データローミング』の8文字。
今まで意識したことなく改めてiPhoneのデータローミングについて調べてみると、iPhoneのデータローミングの設定はOFFにしておくべきらしいことが分かりました。
まずデータローミングとは何ぞや?という点。
データローミングとは、契約している電話会社の電波が届かない場所に行ったとき、現地の電話会社の電波を受信して利用すすることができる仕組みのこと。
ここで表現している「契約している電話会社の電波が届かない場所」とは『海外』のことを示します。
つまり、日本国内で使っているiPhoneをデータローミングをONしたまま海外に持っていくと、その国(現地)の電話会社の電波を自動で拾ってデータ通信を行うことができてしまうんです。
データローミングをONにしておいたほうが海外でもそのままiPhoneが使えるので一見良さそうに見えますが、データローミングをONのまま海外渡航し通信を行ってしまうと、現地電話会社の従量課金制に適用されて1パケット当たり¥〇円と高額な通信利用料金を請求されてしまう可能性が高くなります。
特に近年はWeb閲覧だけでなく動画や音声データを再生することも少なくないので、日本国内の普段使いのときからiPhoneのデータローミングはOFFにしておくようにしましょう。
データモード
iPhoneを利用している方で『データモード』についてご存じでしょうか?
データローミングに引き続き、歯車マークの「設定」→「モバイル通信」の画面からふと目に入った『データモード』の6文字。
データモードって何?
結論からいうと、データモード=省データ通信モードのことで、バックグランドの通信で消耗しているデータ通信量を節約してくれるモード。
iPhone12miniのデータモードには現時点で「5Gでより多くのデータを許容」、「標準」、「省データモード」の3パターンの設定モードがあります。
楽天モバイルに関して言えば、楽天回線エリアに該当しないほとんど地域ではauパートナー回線の5GB通信速度制限があるため、極力バックグランドで消耗している通信量は節約したいところ。
なので、楽天モバイルで利用するiPhoneのデータモードには『省データモード』にしておくことをオススメします。
とはいえ、省データモードでは最新のiOSの自動更新などができないので、時々歯車マークの「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から最新のiOSのアップデート情報がないかをチェックするようにしましょう。
もし自宅や職場などライフスペースが楽天回線エリアであれば省データモードに拘る必要はありません。
楽天回線エリアであれば、「標準」もしくは5Gの恩恵を受けることができる可能性があるので「5Gでより多くのデータを許容」に設定しておけばよいでしょう。
ちなみに5G通信に対応していないiPhoneのデータモードには以下のように「省データモード」しか選択するモードはありません。
まとめ
楽天モバイルがiPhone6s以降のiPhoneに最新のキャリア設定ファイルを配信できたことで、これまで以上にiPhoneを楽天モバイルで利用する価値が高まりました。
ポイントは「安い」、「5G対応」、「回線の自動切り替え」の3つ。
とくに5G通信対応の大人気iPhone12シリーズはドコモやau、ソフトバンクよりも安い楽天モバイルで購入契約することがオススメ!
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