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2023年 Apple Vision Pro 12の特徴 ディスプレイ,操作性,EyeSight,オーディオ,3Dカメラ

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2023年6月に開催されたアップルのWWDC(Worldwide Developers Conference:ワールド・ワイド・デベロッパー・カンファレンス)で発表され、世界中の注目を集めている新たなApple製品。

Vision Pro(ヴィジョン・プロ)

Vision Pro(ヴィジョン・プロ)はWWDC2023において、お決まりの“One more thing”で登場した、アップルの新たなハードウエア製品です。

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Vision Proの販売時期は、米国で2024年前半に、日本では2024年の年末に発売される予定で、手に入れることができるのはまだ先のことになりそう。

価格は3,499ドル・・・

日本円に換算すると¥488,900(税込)です。(2023年6月 1ドル=139.75円 時点)

むちゃくちゃ高い…。
中古のバイクや車が買えちゃいます💦

Vision Proでしか体験できないこと

一方で、世界はすでにVision Proの虜になりつつあり、その熱狂ぶりはVision Proを実際に体験した数少ない一部のジャーナリストの方々が絶賛する記事やYouTubeでその様子が垣間見えます。

目次

特徴その1 “デザイン”

WWDC2023で発表されたアップルの新製品『Vision Pro(ビジョン・プロ)』を初めてみたときのファーストインプレッションは、まさに“スキーゴーグル”といった印象。

一見スキーゴーグルのように見えなくもないVision Proのデザイン。

しかしアップルがこの先、今後何年も質の高いAR・MRの仮想空間サービスを提供し続けていく上で、最適なデザインがこの形状であったことは疑いようもありません。

その証拠に、アップルはVision Proの製品設計に長年を費やしてきたとWWDC2023で公表しています。

AppleWatch文字盤をロレックスに
する裏ワザ

Vision Proの設計は、これまでアップルが取り組んできた、Mac、iPhone、Apple Watchなどの高性能製品、モバイル製品、ウエアラブル製品のあらゆる設計で学んだ頂点に立つとされています。

パフォーマンス、モビリティ、ウエアビリティの3大目標を達成するために、Vision Proには最も先進的で軽い素材を採用しています。

Vision Proのデザインの特徴として

・前部を覆う3D形状の合わせガラス
・空間再現写真・ビデオ 撮影ボタン
・デジタルクラウン
・アルミ合金のフレーム
・放熱対策の空気溝
・遮光パッド/ヘッドバンド
・ストラップ
・Zeissレンズ(別売)
・外付けバッテリー

前部を覆う3D形状のガラス

Vision Proのデザインの最も特徴的な部分は、3Dの形状で覆われた前面部のガラスでしょう。

光学面になるまで研磨されたガラスは、外の世界との視認性を担保する仕組み(Eye Sight(アイ・サイト))や、カメラ、センサーを正常に機能させる透過精度を保証してます。

空間再現写真、ビデオ 撮影ボタン

Vision Proには、空間再現写真、空間再現ビデオといわれる3D写真、3Dビデオを撮影するボタンが備わっています。

▼撮影ボタンは左上に配置されています。

デジタルクラウン

Vision Proには、Apple Watchにも備わっているデジタルクラウンが搭載されています。

デジタルクラウンを回転させることで、周囲の背景は完全に取り除かれ、没入できる環境に浸ることができます。

▼デジタルクラウンは右上に配置されています。

アルミ合金のフレーム

Apple Vision Proのフレームは切削加工された「アルミニウム合金」でできていて、顔の形状に合わせて緩やかにカーブしているのが特徴です。

このフレーム部分がVision Proのフォルムを完成させ、内部のコンポーネントを格納し保護しています。

放熱に対応した空気溝

Apple Vision Proの下部には、低温状態を保つための空気溝が設計されています。

VR・AR・MRのヘッドセットの弱点である放熱対策がVision Proには施されています。

遮光パッド・ヘッドバンド

Apple Vision Proには、数千人の頭部、頬の幅、顔の角度、頭の形を研究し設計されているだけでなく、一人一人に合わせて完璧に調整できる「遮光パッド」と「ヘッドバンド」が付属されます。

ヘッドバンドは、特殊なリブ構造による最適な“クッション性”、“通気性”、“伸縮性”を提供し、フィットダイヤルを頭に合わせて正確に調整できます。

▼ヘッドバンドは、Magesafeのような磁石式で、簡単に左右のストラップに取り付けることができます。

またWWDC2023では、このヘッドバンドは“別のバンドにも替えられる”と説明があったので、ヘッドバンドのタイプは複数用意されているのではないかと推測されています。サイズはS、M、Lと用意されているようです。

なお、ヘッドバンドの調整は、ヘッドバンド横の調整ダイヤルを回すことで簡単に行うことができます。

またライトシールと称されている「遮光パッド」は、幅広い形状とサイズがあり、こちらもヘッドバンド同様、複数用意されているようです。ライトシールはしなやかに曲がって一人一人の顔にフィットします。

また「遮光パッド」と「ヘッドバンド」の素材は、快適な繊維素材でできているので長時間付けていても不快になりません。

つまり、遮光パッド(=ライトシール)とヘッドバンドは、人の顔の肌や頭部に触れる部分になるので、付け替えが可能で、サイズやタイプも自由にカスタマイズできる仕様になっているようです。

なので、遮光パッドとヘッドバンド部分を付け替えれば、家族や友人で1台のVision Proを快適に共有できる仕組みになっています♪

ストラップ

Vision Proのフレームの左右から伸びるストラップには、「空間オーディオ」のスピーカーが耳の近くにくるように配置され、搭載されています。

この左右のストラップに搭載された空間オーディオ スピーカーにより、没入する映像とともに臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。

Zeissレンズ(別売)

眼鏡をかけている人は、幅広い視力矯正を実現したZeiss(ツァイス)の特製光学インサートをレンズに取り付けることで、Vision Proの高画質な映像を楽しむことができます。

Zeiss(ツァイス)のレンズは磁石式で簡単にVision Proのレンズに取り付けることができます。

外付けバッテリー

Apple Vision Proは、電源に直接つなぐことで1日中使用することが可能です。

一方、Vision Proには外付けバッテリーが用意されています。

外付けバッテリーは、ポケットに収まるコンパクトで滑らか形状をしていて、素材はアルミニウムでできています。

外付けバッテリーは編み込み式のなめらかなケーブルと一体化していて、満充電で2時間、Vision Proを使用することができます。

特徴その2 “ディスプレイ”

Apple Vision Proのディスプレイには、膨大なピクセルで構成されているにもかかわらず、ピクセルを目の前から消し去り、スムーズな動きに対応しています。

iPhoneのピクセル1個分のスペースに64個ものピクセルを詰め込みながら、その幅はわずか7.5ミクロン。

Vision Proの2枚のディスプレイのピクセルの合計は2,300万ピクセルにもなりますが、そのサイズは切手サイズほどの小ささです。

これにより、片目でみる映像のピクセル数は4Kテレビを超えています。

さらに、3枚のレンズを重ねることで、この鮮明な映像を違和感なく届けることを可能にしました。

細かな文字はどの角度から見ても鮮明にくっきりと読むことができます。

特徴その3 “オーディオ”

Apple Vision Proには、左右のストラップに総合型のデュアルドライバーオーディオポッドが搭載されています。

左右のオーディオポッドは、Vision Proを装着することでちょうど耳の近くに配置され、そこでは空間オーディオが再生されます。

またVision Proに搭載されているオーディオポッドは、周囲の空間の特徴や家具などの素材を分析し、今いる環境に最適なサウンドを提供します。

つまり、Air Pods シリーズに採用されている空間オーディオをさらに進化させた新しい空間オーディオを、Vision Proでは体験することができるようです。

特徴その4 “チップ”

Apple Vision Proには、『M2チップ』が搭載されています。

このM2チップは、すでにMacBook Air やMacBook Proシリーズに搭載されていますが、Vision Proでは低温かつ無音で動作するためにその性能を発揮します。

一方で、Vision proにはM2チップとは別に、まったく新しく開発された『R1』という、Vision Pro専用の高性能チップが搭載されています。

Vision Proに搭載される12個のカメラ、そして5つのセンサー、6つのマイクは、このM2チップとR1チップの両チップにより制御されています。

また、一般的なVR・AR・MRヘッドセットで起こりやすい遅延による“映像酔い”がVision Proには起こらない理由として、R1チップ性能がその役割を果たしています。

R1チップは新しいイメージを12m秒以内にディスプレイに送ります。この速さはまばたきの8倍といわれています。

M2チップが高性能のパフォーマンスを持続させる一方で、R1チップはまさにリアルな映像を遅延なく、目の前で起こっているように感じさせます。

特徴その5 “操作性”

そんなVision Proの大きな特徴は、装着すると、目の前に大きなスクリーンが現れます。

目の前の空間に浮かぶスクリーンは、立体感があり、そして光に動的に反応するだけでなく、サイズを自由に変更することができ、投影される影によって、大きさやスクリーンまでの距離さえ把握することができます。

複数のアプリを自分中心に、自由に周囲の空間(スペース)に割り当てることもできます。

また操作は、コントローラなどの専用機器を一切使わずに、「目」や「手」の動き、あるいは「声」だけで行います。

つまり、操作性が「直観的」であるということ。

アプリを選択するときは、そのアプリをじっと見つめて指同士をタップするだけ。

スクロールの操作は、指を上下するだけでOK。手の位置は、座っている脚の上やソファの上でも自然に操作できるようです。

VR、AR、MRのヘッドセット製品がコントローラーを使わなければならない時代は終焉しようとしています。

今だにコントローラが必要な
古くさいVRセット

検索の操作は、検索フィールドを見つめ「声」による入力ができます。

Vision Proの革新的な部分とは、この直観的操作性にあるということをアップルは明確に示し、これまで製品化してきた以下のデバイスの入力モデルを踏襲していることだと言っています。

・Macのマウス
・iPodのクリックホール
・iPhoneのマルチタッチ

特徴その6 “Eye Sight(アイ・サイト)”

アップルはWWDC2023の基調講演の中で、Vision Proには“周囲の人と孤立させない”ための『Eye Sight(アイ・サイト)』という新技術が搭載されていることを説明しています。

Vision Proでアプリを使用している人の目は、周囲から見えません。

ところが、Vision Proを使っている人に、近づいていくと、Vision Proがその人の目をディスプレイに映し出し、またVision Proを使用している人も、近づいてきた人がいれば、アプリを使用している最中であっても、周囲を見ることができます。

▲(左)はアプリ使用中の状態。(右)は周囲に人がいる状態。

このように、Vision Proには、アプリに没入している状況であっても、必ず周りの状況を目で確認することができる技術「Eye Sight(アイ・サイト)」が組み込まれているため、周囲との関係性を保つ環境を常に保持することができます。

このEye Sight(アイ・サイト)は、Vision Proを使用中の目を、相手に見せるだけではなく、何を見ているかを相手が知るための手がかりにもなります。

特徴その7 “既存アプリ”

Vision Proで使用できる既存のアプリは以下の12個です。

  • Safari
  • Apple TV
  • Apple Music
  • Photos(写真)
  • Message(メッセージ)
  • Keynotes(キーノート)
  • Apple Store(アップルストア)
  • setting(設定)
  • Mail
  • Freeform
  • Mindfulness
  • Notes

YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflixなどの動画配信コンテンツのアプリがVision Proに対応しているかどうかはまだ不明です。

もし対応していなかったとしても、日本でVision Proが発売される2024年の年末までには、まだ時間があるので、これらのアプリがVision Proに対応する可能性は十分あります。

ちなみにYouTubeにおいては、アプリが非対応であっても、Safariから開くことで問題なく閲覧、視聴することができるのではないかと思います。

また既存アプリに含まれるかどうかは不明ですが、Vision Pro専用のDesney+アプリが発売と同時に利用できるようです。

これらの既存アプリは、もちろんiPhoneやiPad、Macと常に同期され、メモやメッセージ、写真や動画はiCloudに自動保存され最新の状態に保たれます。

特徴その8 “Safari”

Vision Proで使用できる既存のアプリには、最もポピュラーな『Safari』があります。

Vision Proでは、Safariを拡大することで、開いている全てのタブを一度に見ることができます。

iPhoneやiPad、そしてMacのような限られたディスプレイの枠にとらわれることなく、

Vision Proでは空間という制限のない広いフィールドでWebページを閲覧できるのはとても魅力的です♪

さらに、Vision Proでは、広域な空間のスペース(=共有スペース)を使って、複数のアプリで開いたページを上下に重ねたり、あるいは左右に並べることができます。

特徴その9 “Messageアプリ”

アップル純正のアプリ「Message(メッセージ)」は、Vision Proで利用することが可能です。

Vision Proで利用するMessageアプリの使い方として、「3Dオブジェクト」を受け取り、空間に配置し、あらゆる角度から眺めることができます。

▲Vision ProのMessage(メッセージ)アプリで受け取った3Dオブジェクト。

特徴その10 “Face Time”

WWDC2023の基調講演では、Vision Proを用いた「Face Time(フェイス・タイム)」の使い方について解説されていました。

Vision ProでFace Timeを使った場合、空間オーディオの効果で、それぞれのタイル(=参加者の位置)から、参加者の声が聞こえてくるので、ごく自然な感じで会話を楽しむことができます。

特徴その11 “ペルソナ”

Vision ProでFace timeを使う場合、自分の顔はVision Proを装着しているため目の部分が隠れてしまい、相手にどんな表情なのかを伝えることができません。

そこで、Vision Proでは自分の『デジタル・ペルソナ』を作成することが可能です。

ペルソナとは“人格”という意味で、Vision Proでは、自分の姿をしたペルソナをデジタル的に作り出すことができるのです。

作成したデジタル・ペルソナには、奥行きと立体感があります。

このデジタル・ペルソナは、空間コンピュータとしてVision Proのために設計された新しいOS「Vision OS」により実現されました。

特徴その12 “3D カメラ”

アップルはWWDC2023の基調講演の中で、Vision Proにはアップル初の『3D カメラ』が内蔵されていることを公表しました。

Vision Proの3Dカメラで撮影した写真、あるいはビデオをVision Proで視聴すると、

空間に穴が開いて、そこから昔の思い出をのぞいている、そんな錯覚さえ覚えます。

▲(WWDC2023 基調講演 1:35 のシーン)

Vision Proの3Dカメラによる空間再現写真、ビデオの撮影は、Vision Proの左上にある撮影ボタンを押すだけで簡単に撮影することができます。

子どもたちや家族で過ごす時間を、空間再現ビデオで撮影し、家族みんなで楽しんだり、“思い出す”のではなく、“体験”として何度でも見ることができ、また他の人と共有することができます。

Vision Proで体験できる5つのこと

アップルはWWDC2023の基調講演の中で、Vision Proでは以下のような体験ができることを説明しています。

これらすべての体験は、本記事で解説したApple Vision Proが搭載したチップ、そして操作性やEye Sight(アイ・サイト)、アプリが成せる技です。

それぞれの体験について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

↓↓↓
体験できる5つのこと

まとめ

2023年 WWDCで発表されたアップルの新製品「Apple Vision Pro(アップル ビジョン・プロ)」の特徴について分かりやすくまとめてみました。

Apple Vision Proのデザイン、ディスプレイ、オーディオ、搭載チップ、操作性、Eye Sight(アイ・サイト)、既存アプリ、Safari、Messageアプリ、デジタル・ペルソナ、Face time、3Dカメラについて詳しく知りたい方は本記事をご覧頂けると幸いです。

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