2023年早々、iPhone15シリーズに関する最新情報が続々と公開されています。
本記事では、そんなiPhone15シリーズに関して飛び交う様々な憶測や噂レベルの情報をできるだけ取り除いて、信憑性の高いiPhone15,iPhone15 Proシリーズの最新情報をまとめております。
次期 新型iPhoneに興味、関心がある方はぜひ最後までご覧ください。
さて、本記事ではiPhone15シリーズからWi-Fiの規格がWi-Fi6からWi-Fi6Eへ移行するという計画について解説しています。
iPhoneのWi-Fi規格が6から6Eへと移行されると予想される理由、そしてWi-Fi6Eに対応するとどんなメリットがあるのかを、Wi-Fi6Eの特長を含めて分かりやすく解説していますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
iPhone15 Wi-Fi6Eになる2つの理由
iPhone15シリーズがWi-Fi 6E対応されるだろうと思われる最大の理由は2つあります。
・アップル製品が次々とWi-Fi6Eに対応。
・2019年以降、iPhoneはWi-Fi6のまま。
アップル製品が次々とWi-Fi6E対応。
iPhone15シリーズがWi-Fi6Eに対応すると思われる理由の1つに、最新のアップル製品が次々とWi-Fi6Eに対応していることが挙げられます。
たとえば、2022年10月に発売されたM2搭載のiPad Pro、そして2023年1月に発売されたM2Proチップ搭載のMacBook Pro、Mac miniという製品がそれぞれWi-Fi 6Eに対応し始めたという事実があります。
M2搭載のiPad ProのWi-Fi6Eにいたっては、他のiPadがWi-Fi6に対応しその通信速度が「最大1.2Gbpsの速度」とされるのに対し、その2倍にあたる最大2.4Gbpsの通信速度をもたらすとされています。
このような背景から、iPhone15シリーズのWi-Fi規格は6から6Eへと移行すると見込まれています。
2019年以降、iPhoneはWi-Fi6のまま。
iPhone15シリーズのWi-Fi規格が「6E」に対応すると思われる2つ目の理由は、2019年に発売されたiPhone11シリーズ以降、iPhoneのWi-Fi規格がずっと「6」のままであるということ。
歴代のiPhoneを調べていくと、iPhone XSシリーズまでのiPhoneはWi-Fi5に対応しており、2019年に発売されたiPhone11シリーズ以降のiPhoneはずっとWi-Fi6に対応していることが分かりました。
つまり、iPhoneのWi-Fi規格は3年前の2019年以降ずっと「Wi-Fi6」のままであることになります。
iPhoneがWi-Fi6に対応してすでに3年が経過しようとしている今、他のアップル製品が次々とWi-Fi6Eに対応していることから、iPhone15シリーズ以降のiPhoneからはすべてWi-Fi6Eに対応する可能性は少なくありません。
Wi-Fi6E と Wi-Fi6 の違い
iPhoneのWi-Fi規格が3年越しに6から6Eへ変更される理由が分かったところで、Wi-Fi6がWi-Fi6Eになるとどんなメリットがあるのでしょうか。
iPhoneがWi-Fi6Eに対応すると、Wi-Fi6よりも通信が安定することが見込まれます。
通信が安定する
Wi-Fi6EはWi-Fi6の周波数帯域を拡張した通信規格です。
最大通信速度に関してはWi-Fi6と同じ9.6Gbpsと変わらないものの、Wi-Fi6よりも使える周波数帯域が広がることで通信が安定する可能性が高いです。
“Wi-Fi6のときより通信が安定している!” と実感する場面を想定するならば、Wi-Fiの電波が飛び交う都心部での通信や、一番多くの人が娯楽を楽しむとされる夜の19:00~22:00の時間帯でしょう。
Wi-Fi6とは?
iPhone 11以降のiPhoneはWi-Fi6に対応しています。Wi-Fi6の特徴は以下のとおりです。
・規格:IEEE802.11ax
・最大通信速度:9.6Gbps
・周波数帯域:2.4GHz,5GHz
最大9.6Gbpsの通信速度
Wi-Fi6の特徴の1つは最大通信速度が9.6Gbpsであるということ。
bps(ビーピーエス)とは『1秒間で送受信できるビット数単位でのデータ量』を示す単位で、9.6Gbpsという通信速度は1秒間に9.6Gビットの大容量を送受信できるということを示しています。
ちなみにWi-Fi5の最大通信速度は6.9Gbpsとされています。
規格 | 最大通信速度 |
---|---|
Wi-Fi 4 ↓ | 600Mbps |
Wi-Fi 5 ↓ | 6.9Gbps |
Wi-Fi 6 ↓ | 9.6Gbps |
Wi-Fi 6E | 9.6Gbps |
最大通信速度
通信速度で比較した場合、Wi-Fi6とWi-Fi6Eはどちらも同じ9.6Gbpsであることがわかります。
2.4GHz、5GHzの周波数帯域
Wi-Fi6は2.4GHzという周波数帯域を利用して通信を行うため、壁や家具があっても比較的電波が届きやすいという特長があります。
一方で、2.4GHzの周波数帯域は電子レンジやテレビ、ラジオなどの家電が発生する電磁波と干渉してしまうというデメリットがあります。
そこで、Wi-Fi6では2.4GHzの周波数帯域に加え、家電が発する電磁波の影響がない5GHzの周波数帯域も利用することができます。ただし、5GHzの周波数帯域は家具などの障害物には弱いという欠点があります。
このようにWi-Fi6は、2.4GHzと5GHzの互いの周波数帯域におけるメリットとデメリットを切り替えて利用することができる柔軟性をもっています。
Wi-Fi6Eとは?
iPhone 15以降のiPhoneはWi-Fi6Eに対応するとされています。Wi-Fi6Eの特徴は以下のとおりです。
・規格:IEEE802.11ax
・最大通信速度:9.6Gbps
・周波数帯域:2.4GHz,5GHz,6GHz
最大9.6Gbpsの通信速度
Wi-Fi6Eの最大通信速度はWi-Fi6と同様の9.6Gbpsです。
そのため単純に通信速度だけを比較した場合、Wi-Fi6EとWi-Fi6の通信速度は変わりません。
6GHzの周波数帯域が利用可能
Wi-Fi6EはWi-Fi6の2.4GHzと5GHzの周波数帯域に加えて、6GHzの周波数帯域を利用することができます。
そのためWi-Fi6Eは、2.4GHzと5GHzのどちらの周波数帯域を利用して通信しても速度が安定せず、通信が混み合っている状態であっても6GHzという周波数帯域を利用することによって安定した通信が可能とされています。
つまり、Wi-Fi6Eは最大通信速度自体はWi-Fi6と同じ9.6Gbpsであるものの、利用する周波数帯域がWi-Fi6よりも拡張されているため、Wi-Fi6よりも安定した通信を行うことができる通信規格として期待できます。
このようなWi-Fi6Eの特長から、Wi-Fi6Eに対応したiPhone15シリーズはこれまでのiPhoneよりも安定した通信でより快適なモバイル生活を楽しむことができることでしょう。
まとめ
本記事では気になるiPhone15シリーズより、Wi-Fiの規格が「6」から「6E」に変更され、Wi-Fi6Eに対応すると思われる背景とその理由2つ、そしてそれぞれのメリット・デメリットについて分かりやすくまとめてみました。
そのほかにもiPhone15シリーズについて知っておきたい最新情報が気になる方は以下の記事をご覧ください。
コメント
コメント一覧 (2件)
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