よくある質問としてiPhone13と13Proの違いについてまとめてみました。
これからiPhone13とiphone13Proのどちらを購入しようか検討されている方の参考になれば幸いです。
また本記事でiPhone13とiPhone13Proの違いを解説しておりますが、この違いが分かるとiPhone13と性能が同じiPhone13miniと、iPhone13Proと性能が同じiPhone13ProMaxとの違いも分かることになります。
それではご覧ください。
価格
まず購入するにあたり、一番ネックになるのはやはり「価格」でしょう。価格の違いについてご存じの方は読み飛ばしてください(^^♪
価格はストレージ容量ごとに大きく異なります。以下はストレージごとのiPhone13とiPhne13Proの価格を比較してみた表になります。全て税込価格としています。
ストレージ容量 | 13 | 13Pro |
---|---|---|
128GB | ¥98,800 | ¥122,800 |
256GB | ¥110,800 | ¥134,800 |
512GB | ¥134,800 | ¥158,800 |
1TB | – | ¥182,800 |
ご覧の通り、iPhonr13とiPhone13Proの価格は同じストレージで¥24,000の差があります。
この¥24,000という価格差をこれから順を追って説明するiPhone13Proに搭載された新技術の利用価値だとすると、高いと感じるか、それとも安いと感じるか・・・。
カメラ
iPhone13とiPhone13Proの価格差、それは搭載されている「カメラレンズ」と新しい「撮影機能」の差と言えます。
つまりiPhone13とIphone13Proの違いとは『カメラの性能』の違いになります。
iPhone13シリーズのカメラは、より明るいレンズを採用したことで明るい豊かな写真を撮影することができるようになりました。つまりレンズという物理的なハードウェアの面で大きく進化したことになります。
さらにiPhone13には最新のA15bionicチップが搭載されたことで、より高度な画像処理により、撮影した写真や映像をより美しく色鮮やかにしてくれます。内臓チップによる技術、つまりソフトウェアの面でも大きく進化したことになります。
このハードウエアとソフトウェアの相互的な進化への取り組みについてアップルは2021年9月15日に行われた発表会でも公言しています。
ではiPhone13とiPhone13Proの違いを「カメラレンズ」と「撮影機能」のそれぞれで解説したいと思います。
採用レンズの違い
iPhone13とiPhone13Proでは採用しているレンズの数と種類が大きく違います。
レンズの数の違いについてはご存じのとおり、iPhone13は2つのレンズ、iPhone13Proには3つのレンズが搭載されています。
そして搭載されているレンズの「明るさ」がそれぞれ違います。
レンズ種類 | 13 | 13Pro |
---|---|---|
広角レンズ | f/1.6 | f/1.5 |
超広角レンズ | f/2.4 | f/1.8 |
望遠レンズ | ー | f/2.8 |
f/1.5やf/2.8という数値は「絞り値」といってfの下の数字が小さい値であればあるほど、明るい写真が撮れるレンズになります。
ということは、上の比較表よりiPhone13ProはiPhone13よりも明るいレンズを搭載していることが分かり、暗い場所であってもiPhone13よりも明るい写真や映像を撮影することができることになります。
この絞り値はレンズそのものが持っている特性なので、撮影時に高い絞り値にすることは調整することは可能ですが、低い絞り値に設定することはできません。(iPhone13でf/1.6→f/2.0にはできるが、f/1.6→f/1.5にすることは不可能)
とくに超広角での撮影においては、iPhone13よりも数段明るいレンズが採用されているiPhone13Proのカメラがとても期待できます。
超広角モードでは13Proの方が
数段明るい映像撮影が可能
望遠レンズについてはiPhone13Proにしか搭載されていないため、iPhone13よりも遠方の被写体をよりハッキリと撮影できることが大きな違いと言ってよいでしょう。
ちなみにiPhone12Proや12ProMaxに搭載されている望遠レンズが光学2倍と2.5倍であったのに対し、iPhone13Proに搭載された望遠レンズでは光学3倍のズーム撮影を可能としています。
続いてiPhone13とiPhone13Proの「撮影機能」の違いについて解説したいと思います。
撮影モードの違い
iPhonn13とiPhne13Proの大きな違いとしてカメラの「撮影モード」があります。
撮影モード | 13 | 13Pro |
---|---|---|
①ナイトモード | 〇 | 〇 |
②シネマティックモード | 〇 | 〇 |
③フォトグラフスタイル | 〇 | 〇 |
④マクロ撮影 | × | 〇 |
⑤ProRes撮影 | × | 〇 |
①ナイトモード
ナイトモードは、暗い場所でもフラッシュを使うことなく明るい写真を撮影できるモードです。
iPhone11シリーズから搭載されている撮影機能「ナイトモード」ですが、iPhone13シリーズではさらに明るい写真が撮影できそうです。
その理由は2つ。
1つは「採用レンズの違い」の解説で説明したとおり、iPhone13には「f/1.6」、iPhone13Proには「f/1.5」のさらに明るいレンズが採用されたことあります。
もう1つは進化したソフトウェアの部分、つまりiPhone13シリーズに搭載された最新のA15bionicチップによる高速画像処理がより明るく鮮明な写真や映像を短時間で作り出してくれることです。
このナイトモードの画像処理の面に関しては、iPhone13も13Proも同じA15bionicチップを搭載しているので違いはありませんが、物理的にiPhone13より明るいレンズを採用しているiPhone13Proの方が短時間でより光を取り込んでくれる可能性が高く、やはりiPhone13Proの方が優れていると思われます。
②シネマティックモード
シネマティックモードとはiPhone13シリーズから搭載された画期的な動画撮影機能で、動画時に背景をボカしてくれる機能になります。
アップル発表会ではこのシネマティックモードのことを映画製作者側の立場から「ピント送り」と言われる技法と重ねて説明されました。
このシネマティックモードはiPhone13シリーズの全て、つまりmini,13,Proシリーズで機能する動作撮影モードです。
ということは、シネマティックモードにおいてはiPhone13とiPhone13Proで大きな違いはなさそうな気がしています。
しいて違いがあるとすれば、やはり暗所でのシネマティックモードを使った撮影においては、iPhone13よりも明るいレンズを採用しているiPhone13Proの方に軍配が上がるような気がします。
とはいえこのシネマティックモード、iPhone13シリーズより初めて搭載された機能であるため日常の動画撮影でどのくらい有用なのか?
筆者はiPhone13Proが手元に届き次第、このシネマティックモードを試してみたいと思っています。
③フォトグラフスタイル
フォトグラフスタイルとはiPhone13シリーズより搭載された新しい写真画像処理の機能です。
フォトグラフスタイルについては実際使ってみなければその性能について詳しく伝えることができないのが実状です。
しかし、有名な海外のプロ写真家がiPhone13の「フォトグラフスタイル」についてこう語っています。
“フォトグラフスタイルは、マルチフレーム画像処理を活かし、好みの画質に調整しながら撮影できる機能であり、
単なるフィルター機能とは違って肌のトーンを維持しながら背景だけを調整するといったことができる”
・・・・なんだかまだよくイメージが沸かないといった印象なのですが。
要するに撮影された写真全体の映像を通り一遍に加工するのではなく、フォトグラフスタイルは特徴的な部分のみを個人の好みに応じて繊細により深みのある映像や写真に仕上げることができるという捉え方でよいのかなあと思っています。
とはいえこのシネマティックモードはiPhone13シリーズの全て、つまりmini,13,Proシリーズで機能します。
なのでシネマティックモードにおいてもiPhone13とiPhone13Proで大きな違いはなさそうな気がしています。
④マクロ撮影
マクロ撮影はiPhone13ProとiPhone13ProMaxのみに搭載されたカメラ撮影機能です。
iPhoneに搭載されたマクロ撮影とは『超近距離で被写体を撮影することができるモード』と捉えてよいでしょう。
このマクロ撮影はiPhone13やiPhone13miniでは行うことができないので、この点がiPhone13とiPhone13Proとの大きな違いと言えます。
iPhone13ProのカメラではiPhone13では撮影できない最短2cmの距離の被写体を鮮明に撮影することができます。
このマクロ撮影を生かすことができる場面を考えました。
マクロ撮影が活かせる場面
- お子さんの寝顔
- レビュー商品の撮影
- 料理の撮影
それ以外の場面でも、より近い距離で撮影できるというメリットはたくさんあるかと思います。
筆者の場合、2番目に挙げた場面や用途でiPhone13Proを使うことが多くなりそうな予感がしています。
しかもこのマクロ撮影は写真だけでなくなんとビデオ撮影でも有効。
タイムラプスやスローモーション撮影でも活躍してくれそうなので、植物や動物の迫力ある映像を収めることもできそうです。
このマクロ撮影モードは、iPhone13では利用できずiPhone13Proで利用することができます。
⑤ProRes機能
ProResとはiPhone13のProシリーズから採用されたアップル独自の映像編集フォーマットのこと。
ProResが使えるということはビデオ制作の面で、撮影した映像の編集が容易にできることを示します。
もともとProResはアップルが開発した映像圧縮フォーマットであることから、iPhoneで簡単に4K動画が撮影できるようになった今、いずれiPhoneには遅かれ早かれ搭載される機能であったとは思います。
この映像編集に欠かせないProResの技術は、iPhone13Proシリーズに採用されiPhone13や13miniで使うことはできません。
このProResを使う場面は動画編集時。つまりiPhoneで撮影した動画や映像をProResのフォーマットを使って短時間で効率よく編集することが期待されます。
実際のところProResを使い動画を編集する場合としない場合とで、どのくらいのメリットや恩恵を受けることができるのかは体験してみなければわかりません。
映像制作のド素人である筆者からすると、正直ProResの有無はあまりiPhone13と13Proの判断基準にはならないと思ってはいますが、プロの方からするとその名のとおりiPhone13より13Proが良いのだろうと思います。
リフレッシュレート
iPhone13とiPhone13Proとの大きな違いの1つに「リフレッシュレート」があります。
リフレッシュレートとは、1秒間に表示できる画面の速さのことをいい、2021年のスマートフォンのリフレッシュレートは平均して60Hzとされています。
これまでのiPhoneも同様、iPhone12シリーズまでは60Hzのリフレッシュレートでした。
しかしiPhone13のProシリーズよりリフレッシュレートは画面をスワイプする指の動きに合わせ最大120Hzまで高速化します。その名も「Pro Maotion(プロモーション)」機能。
この最大120Hzのリフレッシュレート高速化によって、画面をスクロールしたときのWebページの表示遅延がなくなることはもちろん、動画や映像、あるいはグラフィックスに拘りを持ったゲームを再生したときより滑らかな動きで視聴することができるようになります。
最大120HzのリフレッシュレートはiPhone13Proと13ProMaxのみ、iPhone13miniとiPhone13は最大60Hzのままであることから、リフレッシュレートの違いがiPhone13とiPhone13Proの大きく違うところになります。
外観
iPhone13とiPhone13Proの大きな違いはその外観にあります。違う点は大きく4つ。
- 背面素材
- フレーム素材
- カラー
- カメラ
この4つの違いについてはご存じな方も多いかと思いますので、以下の記事を参考になさってみてください。
筆者はiPhone13Proのシエラブルーを購入、シエラブルーのカラーの美しさについて語っています。
シエラブルーの美しさを活かすケースをお探しの方はこちら。
まとめ
よくある質問としてiPhone13と13Proの違いについてまとめてみました。これからiPhone13とiphone13Proのどちらを購入しようか検討されている方の参考になれば幸いです。
特にカメラの性能についてはiPhone13とiPhone13Proのどちらにするかという大きな判断基準になりますので詳しく解説しています。
本ブログでは最新iPhoneを取り巻くお得なガジェット情報を発信しています。もしよろしければ以下リンク先からご覧頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。
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